子宮筋腫を開腹により全摘した話

子宮筋腫を開腹手術で全摘出するに至ったその過程を追っていきます

筋腫がすくすくと育っていた

さて、帝王切開で見つかった子宮筋腫ですが、

その時はまだ大きいものでも2㎝程度で、問題になるようなサイズではありませんでした。

「このままほっておいても問題ないですよ」

とも言われました。

 

だから私も大して気にしていなかったのです。

 

次に子宮筋腫に意識が行ったのは、下の子の出産も終え、2011年頃にたまたま受けた婦人科健診でした。医師がエコーの画面を見ながら「おや、筋腫があるねえ」と言ったのです。

「大きいので4㎝くらいかな」

 

あら。

しばらく忘れている間に少し成長してたのね。

 

でもそのときの医師も

「まだ、手術する段階じゃないね。ほっておいて大丈夫」

と言われたので、単純な私はまたそれからすっかり忘れてしまいました。

 

でも、筋腫は少しずつ、私の子宮の中外で育っていたのです。

子宮筋腫発覚

私の子宮筋腫が見つかったのは、2004年6月のことでした。

その日私は、初めての出産を控えて陣痛室でひたすら痛みに耐えていたのです。

 

すると、モニターしている子供の心音がだんだん小さくなる。

おや? おかしいな

と思うものの陣痛はますますきつく、ほかのことを考えている余裕はありません。

 

すると、ばたばたと医師と看護師が駆け込んできて、

「赤ちゃんが死にそうだから帝王切開するよ!」

と、告げられました。

なにがなんだかわからぬまま分娩着をはぎ取られて全裸にされ、

全裸のままオペ室まで歩いて行けという指示。

 

陣痛室からオペ室は10数メートルの距離。

そこを全裸で?!

・・・などと思う暇もなく次々と襲い掛かる陣痛。

結局、オペ室にたどり着くまでに3回休憩(陣痛)しましたが、麻酔を打たれたら陣痛は嘘のように去り、粛々と腹を切られました。

 

子供は仮死状態で生まれたもののなんとか蘇生し、今は元気な中学生になりました。

 

さて、

 

手術後、医師から言われたのが

子宮筋腫がいくつかあったよ」

の一言でした。

 

「あったのは見たけどそのまま閉めたよ」

 

えっ?!

その場でとってくれたらよかったのに!!

 

と思ったけど、帝王切開と同時に筋腫をとるのはリスクが高いので通常やらないんだそうです。

 

それに、子宮筋腫というのは一種体質みたいなところがあって、一度とってもまたできることが多い、らしいです。

 

そんなわけで、私はその時初めて、自分に子宮筋腫があることを知ったのです。

31歳のときでした。

 

 

 

 

子宮筋腫の手術を受けることになったので

人生、いろいろなことがあるもので。

46歳にして子宮筋腫のため、子宮全摘出手術をうけることになりました。

 

子供もいる、仕事もある。

 

そんな中で、手術をうけることには不安がいっぱい。

医師の説明では具体的なイメージができなくて、経験者やネットの情報が頼り。

 

だから、私より後に同じように手術を受ける人たちのために、

少しでも役に立てればと思って、

ブログを書いてみることにしました。

 

子宮筋腫の診断が下ってから手術、そして術後の経過も含め、

記していきたいと思います。

 

私の手術は、明日の朝9時から行われる予定です。

ここに至るまでの過程を思い出しながら、

同時に現在進行形で自分の状態を記していきたいと思います。

 

まずは私のプロフィールをご紹介。

私について:46歳女性。身長154㎝、体重50kg。

      仕事:公益法人で月刊誌の編集を担当。

      趣味:旅行、音楽鑑賞、映画鑑賞、お絵かき、散歩、ほか

家族構成:夫、娘(中3)、息子(小5)、夫の両親と同居。

 

手術を明日に控え、不安と期待(?)の入り混じった気持ちですが、

同じ境遇の方に少しでも具体的な様子が伝わるよう、書いていきたいと思います。